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全身の症状

バセドウ病の特に目立つ症状は、首の腫れ、眼球突出ですが、
これらは目に見えて分かりやすい症状であり、
実際にはそれ以外にも多くの症状が表れます。

甲状腺ホルモンが全身の働きを支えるホルモンであることから、
バセドウ病の症状も目や首にとどまらず、全身に表れるのです。

甲状腺ホルモンの過剰分泌

バセドウ病になると甲状腺ホルモンが多く分泌されるため、
体の新陳代謝がとても活発になります。
そのため、やる気や元気もどんどん出てきそうなイメージがあります。

しかし実際には、肉体も精神も必要以上に興奮している状態であり、
常に全力疾走しているようなことになるのですから、
エネルギーをどんどん消費してしまいます。

すると、全身にさまざまな症状が出てきてしまうのです。

バセドウ病でよく見られる症状
動悸、頻脈、息切れ、不整脈、体重減少、体重増加、下痢、体温上昇、多汗、筋力低下、集中力低下、手の震え、月経異常、かゆみ、湿疹、爪の変形、抜け毛

いずれも甲状腺ホルモンの過剰分泌によって起こるエネルギー過多、
または新陳代謝のサイクルが速くなることによって、
体がそのスピードについていけなくなることが原因です。

特に多くの人に起こり、注意が必要な症状をピックアップしてみましょう。

動悸・頻脈・息切れ

バセドウ病になると、まず疲れやすくなるのが特徴です。
そのため、階段を上ったり、少し長く歩いたりしただけで、動悸や息切れが起こります。
また、脈も速くなり、血圧も上がることがあります。

このような症状は、バセドウ病が原因であることに気づきにくいでしょう。
疲れやすくなっているのを、ただの運動不足だと思ってしまうことが多いのです。

1分間の心拍数が100を超えて、心臓がドックンドックンしていても、
多くの人は体力低下だと判断してしまいます。
甲状腺の病気だとは思いもよりません。

しかし、心臓への負担が大きくなって不整脈を起こせば、
心不全につながるリスクもあります

最近疲れやすくなった、息切れするようになったと感じるのであれば、
大事を防ぐためにも病院を受診することをおすすめします。

イライラする、集中力低下

常にエネルギーを消費して活気に満ちた状態になるため、
疲れやすく、落ち着きがなくなるのもバセドウ病の特徴です。

すぐにイライラして人間関係上のトラブルを起こしやすくなったり、
早口、集中力がない、行動が乱雑になったりします。

特に子どもの場合はまだ社会性が発達していないため、
このような精神面の悪影響は顕著に出る傾向があります。

手の震え

ピンクレディーの増田恵子さんも経験したという手の震えは、
バセドウ病患者の8割近くに表れる症状です。

症状自体は命に関わるものではありませんが、
手や指を使った細かい作業ができなくなります。
お茶を入れるときなどに、失態を犯してしまうこともあるでしょう。

この症状は比較的気づきやすく、他の病気と間違えることも少ないので、
手の震えを感じたらバセドウ病の可能性を考えましょう。