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手術の種類

バセドウ病の手術には、甲状腺を一部切除する「亜全摘術」と、
すべてを切除する「全摘術」があります。
手術療法を選択する場合は、それぞれの手術の特徴をよく理解し、
医師とよく相談した上で、慎重に決めて下さい。

2種類の手術

亜全摘術 - 再発が多い

少し前まで主流だったのが、甲状腺の全部ではなく、
一部を切除して、甲状腺の機能を失わせない「亜全摘術」です。

全摘術「まではいかない」という意味で、「亜」という文字が付いています。
この方法ならば、手術後も甲状腺ホルモンが分泌されるため、
甲状腺ホルモン剤を飲み続ける必要はありません。

全摘術と比べれば、一部切除のほうが健全な手術だと思われるかもしれませんが、
実際には残った甲状腺から再発するケースが多く、
成功率があまり高くない手術方法です。

再発した場合、再手術は基本的に無理があるため、
薬物治療かアイソトープ治療を行うケースがほとんどです。

全摘術 - 確実な治療&再発なし

現在では、手術でバセドウ病を治療する場合は、
甲状腺をすべて切除する「全摘術」が推奨されています。

全摘術ならば、甲状腺ホルモンはまったく分泌されなくなり、
バセドウ病のすべての症状が即時に解消されます。
再発のリスクもまったくありません。

甲状腺がんなどを併発している場合、それも確実に切除できます。

手術後は、甲状腺ホルモン剤を1日1回ずっと飲み続けなければなりませんが、
この薬は副作用がほとんど皆無です。
そのため、亜全摘術で再発の不安を抱えることを考えれば、
生活上の負担は軽いと思われます。

ただ、それでも全摘術の場合、
「一生、薬を飲み続けるのは耐え難い」
「甲状腺を失いたくない」
という人もあるかと思います。

そのような場合は、再発のリスクを十分に理解した上で、
あえて亜全摘術を選ぶのもよいでしょう。
どちらの手術法を選ぶかは、最終的には自己責任で決めることです。