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バセドウ病の手術とは?

バセドウ病の手術療法では、基本的に甲状腺をすべて切除してしまい、
甲状腺ホルモンそのものが分泌されないようにする治療です。

かなり極端で、私もおすすめできない治療法ですが、
薬物やアイソトープ治療と異なり、即座にバセドウ病を完治させることができます。
甲状腺を完全に切除すれば、再発も絶対に起こりません。
状況によっては手術が適している場合もあります。

手術療法が向いている人
一刻も早くバセドウ病を治したい人
薬で効果が表れにくい、または強い副作用が出る人
甲状腺腫が大きい人
甲状腺がんなど、手術が必要な病気を併発している人
手術治療が向いていない人
手術に耐えうる体力がない人 (高齢者など)

甲状腺を切除して大丈夫なの?

最も疑問に思うのは、
「甲状腺を完全に取り除いてしまったら、死んでしまうのではないか?」
ということだと思います。

甲状腺ホルモンが分泌されなくなっても、即座に死に至ることはありません。
ただし、甲状腺機能低下症 (甲状腺ホルモンが不十分な状態) になり、
そのままでは体のあらゆる機能が正常に働かなくなってしまいます。

よって、全摘術 (詳しくは手術の種類を参照) を受けた場合、
甲状腺ホルモンを補う薬を、生涯飲み続ける必要があります
ただし、この薬には副作用がほとんどなく、値段も安価で、
1日1回飲むだけでよいので、特に大きな負担にはなりません。

手術に要する期間、傷跡などは?

バセドウ病の手術に際しては、入院することが必要です。
入院期間は1週間が目安です。
手術自体は症状にもよりますが、おおむね2時間以内で完了します。

なお、手術前には、甲状腺ホルモンの分泌を一時的に正常化させるために、
抗甲状腺薬や放射性ヨードを服用します。
薬物で副作用が出るから手術を選ぶ人も、この点は注意して下さい。

また、手術で不安なことと言えば傷跡です。
手術である以上、傷跡を完全になくすことはできませんが、
基本的に首のしわにそって切開するため、あまり目立つ傷跡はできません。
傷跡は徐々に目立たなくなり、数年以内にはほとんど分からなくなります。