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副作用への対処法

薬物治療の最大の難点は副作用です。
特にバセドウ病の場合、最低でも2年くらいは薬を飲み続ける必要があるため、
副作用についてもよく知っておかなければなりません。

命に関わるような副作用はめったに起こりませんが、
薬を続けるのが困難になるような症状が出ることはあります。
副作用が原因で治療を断念することがないように、
どんな症状が起こりうるのかを知っておきましょう。

副作用が起こったらすぐに医師に相談を!

抗甲状腺薬を服用することによって起こる副作用の中でも、
主立ったものを紹介します。
実際にはこのほかにも様々な症状が起こり得ますので、
服用中に体調に変化が出た場合は、医師に伝えるのを忘れないで下さい。

無顆粒球症

発症率は500人に1人という非常に稀な確率ですが、命に関わる副作用です。
顆粒球 (白血球の一種) が減少し、細菌への抵抗力がなくなってしまいます。

扁桃炎や高熱、体がだるくなるなど、風邪のような症状から始まりますが、
そのまま服用を続ければさらに悪化し、
赤血球や白血球まで減少して、全身が細菌に冒されていきます。

風邪に似た初期症状が出た時点で、すぐに服用を中断し、
医師の診察を受けてください。

肝機能障害

主にチウラジールを服用している人に表れます。
肝臓の機能が低下し、吐き気や黄痰、食欲低下などの症状となって表れます。
放置すれば肝臓がんなどの重大な病気に進行する恐れもあります。

命に関わる症状なので、すぐに医師の診察を受ける必要があります。

発疹、かゆみ

肌にブツブツができたり、かゆくなったりする症状です。
かゆみだけならば特に大きな問題はありませんが、
ひどい発疹ができるような場合は、
やはり医師に伝えて、薬を変えてもらったほうがよいでしょう。

甲状腺の機能が低下することによる症状

抗甲状腺薬は甲状腺ホルモンの分泌を抑えますので、
それによって甲状腺の機能が低下し、症状が出ることがあります。

具体的には次のような症状があります。

  • 筋肉のひきつれ
  • 甲状腺の腫れが大きくなる
  • 髪の毛が抜ける
  • 肌が荒れる
  • むくみが起こる
  • 食欲がなくなる

薬が効いている証拠であり、副作用と言うべきではない症状ですが、
薬が効きすぎているケースもあるので注意が必要です。

その場合は、薬の量を減らしたり、一時的に服用をやめるといった処置がありますが、
いずれにしても医師の判断のもとでおこなってください。