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アイソトープ治療の効果と副作用

放射線を上手に利用したアイソトープ治療は、
その危険なイメージも覆し、バセドウ病を安全に効率よく治療する優れた方法です。

ここでは、実際の効果のほどはどれくらいか、
また、化学的な治療である限り、副作用も心配です。
それらをまとめて紹介したいと思います。

アイソトープ治療の効果は?

効果が表れるまでの期間

アイソトープ治療は即効性がある治療法ではありません。
甲状腺ホルモンの濃度がはっきりと低下し始めるまで最低1ヶ月はかかります。

その後、徐々にホルモンの濃度が低下していき、
甲状腺の腫れがある場合は、それもだんだんと治癒していきます。
腫れの治り具合が効果の目安となるでしょう。

なお、アイソトープ治療の効き目には個人差があり、
人によっては効果が表れにくいケースもあります。
放射線ヨードを飲む回数は基本的に1回ですが、
効果が薄いようであれば、複数回飲むことで効果が表れることもあります。

治癒率は?

60~70%程度の治療が可能です。
むろん、これは治るか治らないかの成功確率ではなく、
バセドウ病がどの程度まで治るかの治療割合です。

手術のように完治するわけではありませんが、それでも症状は半分未満になるため、
生活の質が大きく向上することは間違いありません。

副作用は?

治療に用いる放射性ヨードが効きすぎた場合、
必要な甲状腺細胞まで破壊してしまって、甲状腺機能低下症になることがあります。
これは手術療法で甲状腺を切除したときにも (その場合は必ず) 表れる症状です。

アイソトープ治療で甲状腺機能低下症になる確率はわずかですが、
治療から年数が経つほど、その発症率は上がっていきます。
10年くらい経ってから甲状腺ホルモンが不足することもあるようです。

甲状腺の機能低下が続く場合は、手術療法の場合と同じで、
甲状腺ホルモン剤を、生涯にわたって飲み続けなければならなくなります。
この薬は特に副作用はなく、高額な費用を要するものではないので、
大きな負担にはなりませんが、
少なくともこういうケースがあることを理解した上で治療を受ける必要があります。