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アイソトープ治療とは

バセドウ病におけるアイソトープ治療とは、放射性ヨードを使う治療法です。

適用条件にある程度制限があり、治療可能な病院も限られているため、
薬物療法に比べると、この治療法を選ぶ人は少数派です。

放射線を使いますが、安全性は高く、副作用もほとんどなく、
治療期間も半年~2年と、薬物療法よりは短くて済みます。

アイソトープ治療が向いている人
薬物療法で治りにくい、また副作用に耐えられない人
手術療法で再発した人
アイソトープ治療ができない人
妊娠中または数年以内に妊娠の可能性がある人
授乳中の人
18歳未満の人
外来での治療が無理な人 (自宅での服用はできません)

放射性ヨードで甲状腺細胞を破壊する

甲状腺がホルモンを作り出すときはヨードを原料として使うため、
甲状腺には体内に入ったヨードを取り込む性質があります。

アイソトープ治療はこの甲状腺の性質を利用する治療法です。

放射性ヨードを凝縮したカプセルを服用し、
それが甲状腺に取り込まれると、バセドウ病によって増殖した甲状腺細胞を、
微弱な放射線によって次々と破壊してくれるのです。

過剰な甲状腺細胞が破壊されれば、甲状腺が正常な状態に戻るため、
バセドウ病の症状が改善されます。

「アイソトープ」って何?

アイソトープとは、日本語では「同位体」という意味があり、
元素は同じだが中性子の数が異なる、
つまり少しだけ性質が異なる物質ということです。

ヨード (ヨウ素) にも同位体が存在し、
普段摂取しているヨードとは性質が異なる「放射性ヨード」を使用するため、
アイソトープ治療 (同位体による治療) という名前が付けられています。

アイソトープ治療が可能な病院は少ない

「放射線による治療」などと聞くと、かなり大がかりな治療装置を思い浮かべ、
危険なイメージがあって敬遠する人も多いかもしれませんが、
実際の治療は放射性ヨードのカプセルを飲むだけです。

ただし、治療にどれくらいの放射性ヨードが必要かは人それぞれであり、
精密な検査によって確かめなければならないため、
その検査用の設備は非常に厳重なものになっています。
そのため、確かな技術のある医師がいて、
法的に許可された病院でなければ治療を受けることができません
実施できる病院は限られていますが、それだけに安全性は高く、
安心して受けられる治療法です。