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バセドウ病とは?

バセドウ病は自己免疫疾患のひとつですが、
具体的に何を外敵と判断して攻撃してしまうのでしょうか。
また、それによってどんな不調が起こるのか。
どんな人に発症しやすいのかを見ていきます。

甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気

バセドウ病は、甲状腺にあるTSH受容体が、免疫によって外敵と判断され、
攻撃を受けてしまう病気です。

TSH (Yhyroid Stimulating Hormone) とは甲状腺刺激ホルモンのことですから、
TSH受容体とは、甲状腺刺激ホルモンを受け取る器官のことです。

TSH受容体が正常に甲状腺刺激ホルモンを受け取っていれば、
正常な量の甲状腺ホルモンが分泌されます。
しかし、バセドウ病によってTSH受容体が過剰な刺激を受けると、
甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまい、
さまざまな体調不良を起こすのです

バセドウ病のように甲状腺が過剰に分泌される病気を、
総じて甲状腺機能亢進症と呼びます。 (亢進は「こうしん」と読みます)

バセドウ病の症状は非常に多くの種類がありますが、
代表的なものとして、首の腫れ、眼球突出、動悸が挙げられます。

バセドウ病における免疫異常の原因については、
残念ながら解明されていません。

しかし、決して不治の病などではなく、
正しい治療を継続すれば、時間はかかっても必ず治る病気です。

好発年齢や性差などは?

統計上、バセドウ病は20代、30代の女性に多い病気です。

年齢別に見ると、20代と30代だけで患者全体の50%近くを占めており、
続いて40代、50代が約35%、60歳以上が約10%、20歳未満は5%ほどです。
若い世代に好発する病気ですが、
一方で未成年の発症率は非常に低いという面もあります。

性別で見ると、女性と男性の割合は 4 : 1 であり、
女性に多い病気であることは間違いありませんが、
男性でもかかる可能性は十分あるため、油断はできません。

バセドウ病は、その好発条件の特徴上、人生において障壁になりやすい病気です。
女性の20代、30代といえば、ちょうど就職や結婚、妊娠や出産などを迎える歳です。
人生の重大な岐路・転機が訪れやすい年齢であり、
そのような時期にバセドウ病のような治りにくい病気を発症してしまうと、
今後の人生に大きな不安が出てくるのです。